《37歳》になっても長谷部誠は衰えない すべてをエレガントにする大ベテラン

フランクフルトを支え続ける長谷部 photo/Getty Images

今もフランクフルトに必要な存在

今季が最後となる可能性もある。ここ数年はフランクフルトMF長谷部誠に関して引退に関する話題も何度か出ていた。

しかし、長谷部はまだフランクフルトに必要な人材なのではないか。37歳になった今も、リベロの位置からチームを落ち着けてくれる実力者なのだ。

今季のフランクフルトは指揮官がオリバー・グラスナーに交代し、明らかに苦戦している。開幕6試合で1つも勝利がなかったのだ。欧州カップ戦出場権争いを展開していた近年の戦いと比較すると、今季の立ち上がりは明らかに失敗だ。

そんなフランクフルトにとっての解決策となりそうなのが長谷部だ。今季はスタメンから外れるゲームが増えているが、21日のフライブルク戦では主将としてフル出場し、チームも2-0で勝利。フランクフルトが今季のリーグ戦でクリーンシートを維持して勝利を収めるのはこれが初めてだ。

独『Bild』は「グラスナーのサッカーは長谷部を必要としている。長谷部がピッチにいる時、すべてがよりエレガントに見える」と長谷部のパフォーマンスを高く評価している。

長谷部がリベロに入る場合、後方からの組み立てにも期待が持てる。そこが評価されているのは間違いない。

リーグ戦直近5試合のうち長谷部は3試合にフル出場しており、グラスナー体制でも徐々に存在感が増してきている。序盤は長谷部抜きで戦っていく姿勢が見られたが、苦しい時こそ大ベテラン長谷部の出番だ。今の状態ならば来季以降もブンデスリーガで戦えるのではないだろうか。

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