C・ロナウドがW杯逃せば大惨事だ マンU、代表で苦しむスターの影響力は落ちたのか

マンUでも苦い時間過ごすロナウド photo/Getty Images

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レアルを離れてからは理想的な時間を過ごせていない

最前線にクリスティアーノ・ロナウドを配する戦い方はチームにとってプラスになるのだろうか。

ロナウドの決定力は今もピカイチで、ここに疑問はない。勝負強さも相変わらずで、チャンスボールさえあればネットを揺らせる特別な選手だ。

ただ、今季はマンチェスター・ユナイテッドでもポルトガル代表でも苦い結果が続いている。
マンUではついに指揮官オーレ・グンナー・スールシャールが解任され、ポルトガル代表の方では2022ワールドカップ欧州予選でセルビア代表に敗れてグループ2位に転落。プレイオフに回ることになってしまった。

スペイン『MARCA』は、ロナウドがワールドカップに出場できなければ大惨事と取り上げている。ポルトガル代表の状態がどうあれ、ロナウドは今もリオネル・メッシらと並ぶスーパースターだ。ロナウドが出場できないだけで大多数のサッカーファンの関心が薄れてしまうかもしれない。その部分が心配されているのだ。

チームとして気になるのは守備の部分か。以前から守備に熱心なタイプではなかったが、ロナウドを最前線に配する場合は継続的なプレッシングというものが期待しづらい。ロナウドが守備に走るかどうかは気分次第なところもあり、時に自陣まで戻ってくれることはある。しかし、毎試合継続されるわけではない。この部分はマンUを指揮してきたスールシャールも計算しづらかったかもしれない。

代表の方では2019年にネーションズリーグを制しているが、クラブの方ではレアル・マドリードを離れてから理想的な時間を過ごせていない。決定力は衰えていないが、影響力は落ちてきているのだろうか。年齢的には衰えてもおかしくない頃で、ロナウドの評価は揺れ始めている。

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