リヴァプールへの移籍は大正解だった 中盤を支配する男がこだわる勝利

中盤を支配できるチアゴ photo/Getty Images

怪我で稼働率には問題あるが……

MFチアゴ・アルカンタラがバイエルンからリヴァプールへ移籍したのは正解だったのか。これはやや意見が分かれるかもしれない。

チアゴは2020年夏にリヴァプールへ移籍したが、移籍後は怪我による離脱が目立つ。稼働率という点で考えるならば、チアゴの移籍は大成功とは言い難いだろう。

ただ、テクニックが衰えたわけではない。ファビーニョやジョーダン・ヘンダーソンなど潰し屋タイプも多いリヴァプールMF陣の中において、ゲームメイカーになれるチアゴは特別だ。そのテクニックとプレイビジョンはまるで衰えていない。

英『Daily Mail』によると、チアゴもリヴァプール移籍は正解だったと胸を張る。指揮官ユルゲン・クロップと仕事をすることにも興味があったようで、目指すは更なるゲーム支配だ。

「ここへ来たのは100%正しいチョイスだったよ。ここへ来たのは新しいこと、異なるフットボールにトライして勝ちたかったからだ。チームメイトにも会いたかったし、ユルゲンから学びたかった。最終的には勝ちたい。それが頭の中にある最大のことで、ゲームでは支配的でありたいんだよ」

好調時のチアゴであれば、中盤を制圧することも容易だ。ゲームメイクのセンスはチームメイトの中でも群を抜いており、攻撃のクオリティを一段上げられる。

コンディションが整い、稼働率さえ上がってくればチアゴの補強も成功と判定されるだろう。先日4-0で勝利したアーセナル戦でも84分間プレイして攻撃にリズムを作っていた。

今季の先発出場はアーセナル戦の他にはリーズ・ユナイテッド戦とクリスタル・パレス戦の3試合のみだが、3試合とも3点以上奪って勝利できている。リヴァプールとしてはこのパターンを増やしていきたいところで、チアゴのフル稼働が待たれる。

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