108試合128ゴール男のスペイン上陸はあるか FW不足のシャビ・バルサが狙う興味深い人材

バグダード・ブーンジャーのバルセロナ入りはあるか photo/Getty Images

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誰も獲得できない場合も候補としてはありだ

エスパニョールとの初陣を勝利で飾ったバルセロナ。シャビ・エルナンデスが指揮官となった最初の一戦だっただけにここでの白星は大きい。特に攻撃面では各選手の動き出しなど大きく変化しており、今後に十分期待できる内容であった。

しかし、選手層が少し不安だ。前線ではメンフィス・デバイ、セルヒオ・アグエロ、ルーク・デ・ヨングと夏の移籍市場でFWを3人獲得したのだが、アグエロは起用できず、デ・ヨングは実力不足が見られる。既存戦力を見ても復帰したアンス・ファティが再び怪我で離脱しており、人員不足が目立ってしまっている。

英『90min』によれば、バルセロナは先日までシャビが指揮をとっていたアル・サッドのFWバグダード・ブーンジャーに関心を寄せているようだ。

アルジェリア生まれの29歳は2015年からアル・サッドでプレイしており、センターフォワードを本職とする選手だ。アルジェリア代表ではスタメンであり、マンチェスター・シティのリヤド・マフレズらと共に攻撃で違いを生み出している。

そんな彼の強みは決定力だ。アル・サッドでは通算108試合128ゴールと異次元の数字を残している。今季も9試合で11ゴールとその勢いは衰えておらず、シャビ監督としては欲しくなる人材か。

しかし、問題はクラブとの契約とリーグレベルだ。ブーンジャーは2024年までアル・サッドとの契約を残しており、獲得となればある程度の移籍金が掛かることになる。また、アルジェリア代表FWは5大リーグでのプレイ経験は無く、いきなりスペインの舞台でカタールと同じパフォーマンスを期待するのは酷な話だ。であれば、有望な若手、もしくは5大リーグの中から同額でとれるストライカーを補強するべきだ。

シャビのカタール時代の教え子と興味深い人材ではあるが、まだまだ未知数なブーンジャー。それでも、現状バルセロナが狙っているラヒーム・スターリングのようなアタッカーは高額であり、冬の移籍市場の終盤に電撃加入といったことは起こりうるかも知れない。

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