過去には“ゴールデンボーイ賞”の獲得も…… レアルで居場所を失ってしまったテクニシャンはどこへ行く

レアル・マドリードでは影の薄い選手となっているイスコ photo/Getty Images

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代表ともすっかり疎遠となってしまった

新監督であるカルロ・アンチェロッティのもと今季も好調を維持しているレアル・マドリード。開幕前はセルヒオ・ラモス、ラファエル・ヴァランの退団や補強の少なさから難しいシーズンになると予想されていたが、蓋を開けてみればリーガ・エスパニョーラでは首位と、十分な成績を残している。

この強さの理由には得点を量産しているカリム・ベンゼマや、彼に追い付く勢いで成長しているヴィニシウス・ジュニオールらの存在があるのだが、スペインを代表するテクニシャンの影は薄くなってしまっている。29歳となったMFイスコだ。

2013年にマラガから加入したイスコは1年目からリーガで32試合に出場し、8ゴール6アシストを記録。CLでも出番を得るなど、主力としてチームに貢献していた。その後もクラブやスペイン代表で中心的な選手であったが、近年は出場機会が激減し、昨季はリーグでの先発が8試合にまで減ってしまっている。

そんなイスコだが、クラブとの契約は今季までとなっている。西『MARCA』では今冬の移籍市場で動く可能性のある有名選手を何名かピックアップしており、マンチェスター・ユナイテッドのポール・ポグバやマンチェスター・シティのラヒーム・スターリングと共にイスコの名前が挙げられている。どうやらACミランやセビージャが興味を示しているようで、イスコが別のクラブで見られる可能性は十分にある。

しかし、現在のイスコはスピード不足が目立つ。以前まではある程度のスピードとテクニックで違いを生み出していたが、今ではそのスピードとアジリティが鳴りを潜めており、簡単に相手を剥がせなくなっている。29歳と年齢が影響しているのかも知れないが、改善が必要だ。

過去にはヨーロッパで最も活躍した若手に贈られるゴールデンボーイ賞を受賞した経験を持つイスコ。今季はバルセロナのペドリが受賞しており、過去のイスコも彼に負けないパフォーマンスを見せていたが、今後の復活はあるのだろうか。

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