ハーランド、ムバッペに並んだペドリ 期待とは裏腹に心配される彼のフル稼働ぶり

ペドリがピッチに立つのはいつになるのか photo/Getty Images

シャビの元で躍動するペドリを見たい

伊『Tutto sport』が主催するゴールデンボーイ賞。ヨーロッパでその年に活躍した21歳以下選手に贈られる賞であり、今季はバルセロナのペドリが選出されている。過去にはボルシア・ドルトムントのアーリング・ハーランドやパリ・サンジェルマンのキリアン・ムバッペらが受賞しており、現状での21歳以下のナンバーワン選手はペドリということになる。昨季のクラブや代表での活躍を見ればこの受賞も当然だろう。

しかし、そんなペドリは今プレイできる状態にはない。昨季は前述したようにフル稼働したスペイン代表MFは少しのオフを挟み、今季もピッチに立っていた。が、CLバイエルン・ミュンヘン戦で負傷してしまい、11月となった今でも復帰できていない。報道では更に1ヵ月離脱する可能性があるといわれており、次にペドリの姿を見られるのは年明けになるかも知れない。

実力のある選手が怪我でキャリアを棒に振ってしまうのはままある話で、元アーセナルのジャック・ウィルシャーが最たる例だ。センス溢れる選手だったが、度重なる怪我でまともにプレイできず、現在では無所属となっている。

ペドリがこうなったのも昨季の使いすぎに原因があるかもしれない。クラブでは52試合、代表でのEURO2020と東京五輪の起用数を加算すると、試合数は70を超えることになる。有望な選手に出場機会を与えるのは重要だが、疲労回復も大事であり、今後はウィルシャーのように怪我が重ならないようクラブがコントロールするべきだ。

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