1億5000万ユーロのハーランドだけじゃない サッカー界を荒らす10人の《U-21FW》

リーベル・プレートで活躍するアルバレス photo/Getty Images

市場価値ランキングTOP10に入る注目株

今後の主役となっていくのは誰か。今季サッカー界で目立つのは、U-21の世代に位置するセンターフォワードたちの活躍だ。

移籍情報サイト『Transfermarkt』で市場価値を上げている21歳以下のセンターフォワードは多い。U-21FW市場価値ランキングを見ると、この世代で1番市場価値が高いセンターフォワードはドルトムントFWアーリング・ハーランドで1億5000万ユーロだ。ハーランドが主役になっていくのは間違いない。

それに続いて2番目に高額な評価を得ているのは、フィオレンティーナでブレイクを続けるFWドゥシャン・ヴラホビッチで5000万ユーロだ。こちらもステップアップの時は近い。

第3位は、フランスのリールで得点王争いに絡んでいるカナダ代表FWジョナサン・デイビッドだ。市場価値は3500万ユーロまで上がってきた。来年のワールドカップにも出場できれば、次世代のスーパースター候補に躍り出ることだろう。ビッグクラブでプレイできるだけのポテンシャルは備えている。

そのデイビッドと並ぶ者が2人いる。同じくフランスのニースで活躍するアミーヌ・グイリ、昨季パリ・サンジェルマンで活躍し、ユヴェントスの新エース候補と期待されるモイーズ・キーンだ。2人とも市場価値は3500万ユーロとなっており、さらなる成長に期待がかかる。

ドルトムントでのブレイクが期待されるムココ  photo/Getty Images

数年後にスーパースターとなるのは誰か

彼らに次いで6番目に高額なのはウォルバーハンプトンでプレイする19歳のポルトガル人FWファビオ・シウバだ。今季はまだプレミアリーグで得点を挙げていないが、同国での期待は大きい。19歳ながら市場価値は2500万ユーロだ。クリスティアーノ・ロナウドの後継者候補の1人と言ってもいいだろう。

そのシウバと同じ2500万ユーロと評価されているのが、ベルギーのクラブ・ブルージュでプレイする20歳のFWチャールズ・デ・ケテラエル。

192cmとサイズがありながら、ウイングと攻撃的MFもこなす器用さを併せ持つ。サイズからロメル・ルカクとの比較もあり、リヴァプールなどが関心を示していると言われる。

今回のU-21のFW市場価値ランキングにおいて、唯一欧州以外から入ってきたのがアルゼンチンのリーベル・プレートでプレイする21歳のFWフリアン・アルバレスだ。

2000万ユーロと評価されるアルバレスは昨季こそリーグ戦2得点だったが、今季は31試合で18得点11アシストと爆発。その活躍からアルゼンチン代表にも招集された。欧州が目をつけているタレントの1人で、またアルゼンチンから楽しみなタレントが出てきた。

同じく2000万ユーロと評価されているのは、オーストリアのザルツブルクで大ブレイクする19歳のドイツ人FWカリム・アデイェミ。昨季までは無名に近かったが、今季はチャンピオンズリーグでの活躍もあって一気に有名な存在となった。こちらもステップアップの時は近い。

そして最後の第10位の選手だが、何とドルトムントの17歳FWユスファ・ムココだ。17歳ながら1800万ユーロと評価されており、その期待は大きい。次世代のスーパースター候補の1人だ。まずはドルトムントでハーランドに並ぶ活躍を披露し、一気にブレイクしていきたいところ。

アデイェミ、フリアン・アルバレス、チャールズ・デ・ケテラエル、ジョナサン・デイビッドといった選手たちは今季に大きく評価を高めており、世界に名を売るシーズンになっている。市場でも注目を集めており、彼らの名前は覚えておいて損はないだろう。

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