指揮官交代でも出場機会増には“守備強化”が必須 レベルアップしたいマンUのSB

出場機会を増やすためには守備の強化に取り組みたいダロト photo/Getty Images

あっさり突破を許すシーンもしばしば

現地時間21日、マンチェスター・ユナイテッドはついに決断を下した。夏の移籍市場で大型補強を敢行するも、2021-22シーズン序盤戦はなかなか思うような結果がついてこなかった同クラブ。そんななか行われたプレミアリーグ第12節でワトフォードに1-4の大敗を喫したことで、クラブはオーレ・グンナー・スールシャール監督の解任を決定した。

このスールシャール解任で、マンUには追い風が吹くか。これによってチャンスが増える選手も出てくるはずで、前政権下であまり出番のなかったMFドニー・ファン・デ・ベークやFWジェイドン・サンチョといった選手のパフォーマンス向上には期待がかかる。

そんななか、DFディオゴ・ダロトも出場機会の増加が見込まれる選手のひとりだ。昨季レンタル先のACミランで好パフォーマンスを披露した同選手。今季はスールシャール前監督の希望でマンUに残留するも、ここまで公式戦のスタメン出場はたったの2試合だった。この状況には、大きな不満を持っているとされていたダロト。一時は冬の移籍市場における退団も噂されていたが、どうやら彼は監督交代となったことで彼は今後もマンUでプレイし続ける決断を下したようだと英『Daily Mirror』が伝えている。

スールシャールの下では苦しい時間を過ごしたが、決意新たにマイケル・キャリック体制での出場機会増を狙うダロト。しかし、いくら指揮官が代わるとはいえ、彼が出番を増やすためには大きく改善しなければならない点がある。

それは軽すぎる守備だ。ミランで強化した攻撃性能には目を見張るものがある一方で、守備では1対1の局面であっさり突破を許してしまうことも少なくないダロト。ミランではいくらか改善の兆しを見せていたものの、舞い戻ったマンUでは再びこれが問題となっている。今後もこの弱点を改善できないようであれば、新監督の下でも出番を増やしていくのは難しい。

監督交代によってチャンスが巡って来る可能性は広がったが、きちんと弱点の改善にも取り組みたいダロト。定位置確保のため、不安材料は少しでも減らしたいところだ。

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