C・ロナウド以来のキッカー現る レアルにやってきた超万能DFはFKも凄かった

レアルでも様々な役割をこなすアラバ photo/Getty Images

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左足の武器が増えたのは大きい

レアル・マドリードには高い技術を誇るスタープレイヤーが集まっているが、フリーキックのキッカーには問題を抱えてきた。

クリスティアーノ・ロナウドが在籍している間は問答無用でロナウドが蹴っていたが、退団後はキッカーを固定出来ていないところがあった。トニ・クロースはキック精度こそ高いが、どちらかといえば味方に合わせるボールを蹴るのが得意な選手だ。

セルヒオ・ラモスも直接フリーキックを担当できたが、今夏に退団。ガレス・ベイルも強烈な左足を持つものの、こちらは怪我が多くて計算が立ちにくい。
そこに現れたのが今夏バイエルンからやってきたDFダビド・アラバだ。

センターバック、左サイドバック、さらに中盤までこなすアラバはキック精度も高く、オーストリア代表ではセットプレイのキッカーを任されることも多い。

アラバは先日行われたチャンピオンズリーグ・グループステージ第5節のシェリフ戦でも直接フリーキックを叩き込んでおり、レアルに左足の武器が増えたのは大きい。キック精度を考慮しても、今後はアラバに任せてもいいかもしれない。

今夏にラモス、ラファエル・ヴァランを失ったレアルはセンターバックの部分に問題を抱えるかと思われたが、ここまではアラバやエデル・ミリトンが頑張っている。

その一方で新天地を目指したラモスとヴァランは怪我に苦しんでおり、結果的にレアルの補強策は当たったと言っていいかもしれない。特にアラバの加入は大きく、今後も左足で狙える角度からはアラバがフリーキックを担当していくことになるか。

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