2部で“21得点”の点取り屋はユヴェントスへ? 27歳に巡ってくるビッグクラブ行きのチャンス

今季チャンピオンシップで好調のミトロビッチ photo/Getty Images

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ストライカー補強が急務のビアンコネリ熱視線

2021-22シーズンにチャンピオンシップ(英2部)で得点を量産している大型ストライカーは、今冬大きなステップアップを果たすこととなるのだろうか。フラムに所属するセルビア代表FWアレクサンダル・ミトロビッチ(27)に、イタリア方面からの関心が寄せられている。

今季は第20節終了時点で圧巻の21ゴール(出場19試合)を記録しているミトロビッチ。かねてよりその能力の高さには注目が集まっていたが、2021-22シーズンの同選手は以前にも増してフラムの前線で存在感を放っていると言っていい。189cmの長身を生かしたプレイは絶品で、データサイト『SofaScore』によると、ここまでにマークしている空中戦勝率は驚異の42.21%(130回中55回勝利)。ミトロビッチはボックス内で無類の“強さ”を発揮し、チャンピオンシップでは異次元の存在となりつつある。

そんな東欧出身のFWらしいフィジカル勝負に秀でたミトロビッチに熱い視線を送っているのはユヴェントスだ。伊『Tutto Sport』によると、同クラブは先日行われたチャンピオンズリーグのチェルシー戦後、複数のスカティングスタッフをイングランドに残してきたとのこと。冬の移籍市場における獲得に向けて、ビアンコネリはじっくりと現地視察を敢行する構えだという。
今季は絶対的なスコアラーがいないユヴェントス。現時点でのリーグ戦最多得点者は、ここまで3得点のMFパウロ・ディバラとDFレオナルド・ボヌッチだ。得点源として期待のかかっていたアルバロ・モラタもここまでは2得点と不発で、ストライカーの補強は急務となっている。2部とはいえ、驚異的なペースでゴールを積み重ねるミトロビッチに魅力を感じるのは当然と言えるだろう。

ミトロビッチとしても、移籍後すぐに出番を得ることができる可能性の高いユヴェントス行きは悪くない。もう27歳となっているだけに、ステップアップを果たすチャンスというのも今後そう多くは巡ってこないだろう。両者の利害は一致しているはずだが、はたしてチャンピオンシップで最高級の輝きを放つ大型ストライカーは今冬セリエAに初上陸することとなるのだろうか。今後もその動向は注視したいところだ。

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