怪物FWこそアタランタの“最重要人物” 前線で何でもできる点取り屋は止まらない

27日に行われたユヴェントス戦でもゴールを挙げたサパタ photo/Getty Images

調子上げてきたアタランタの中心

2021-22シーズン序盤戦は思うように調子が出なかったものの、現在はセリエAで4位にまでその順位を上げてきたのがアタランタだ。不調というわけではないが、例年のような爆発力がない。そんな印象も強く、今季序盤戦のアタランタはどこか大人しかったと言えるだろう。

しかし、アタランタはここから再びエンジンを掛けていくのだろうか。現地時間27日に行われたセリエA第14節のユヴェントス戦に1-0で勝利し、同クラブは今季初のリーグ戦3連勝を達成。また、第13節のスペツィア戦(5-2)でも今季初の5得点をマークして勝利している。負けはしないが、なかなか連勝を伸ばせなかった開幕当初から、流れは変わり始めていると言っていいだろう。ここにきてようやく、セリエAの攻撃軍団は本来の姿を取り戻しつつある。

そんなアタランタだが、今後の逆襲に向けて最も重要な役割を担ってくるのはやはりコロンビア代表FWドゥバン・サパタ(30)か。189cmのサイズを活かしたフィジカル勝負では常に相手DFを圧倒し、アタランタの前線でひときわ強い輝きを放っている同選手。どんな状況でも一人で局面を打開することが可能で、今季の彼は現在リーグ戦11試合の出場で8ゴール4アシストの活躍を披露している。チームの調子が上がってこなかった時期にもコンスタントに得点を奪っていたとあって、今後はさらにペースを上げてくればアタランタにとってはこの上なく心強い。

加えて、サパタはそのフィジカルだけでなく、相手DFの死角から飛び出す動きも巧みだ。実際、27日のユヴェントス戦でもそういった動きは多々見られた。彼がいることによって、間違いなくチームの攻め手は多彩になっていると言えよう。こうした部分を見ても、アタランタ逆襲のキーマンはこの男か。

得点もアシストも量産できる、コロンビアが産んだ恐怖のストライカー。上昇気流に乗ってきたアタランタをさらに勢いづかせるエースの活躍からは、今後も目が離せない。

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