“バロンドール級”のプレイではない? マンU戦痛恨のミスでいぶし銀MFの評価ダウンも

EURO2020では絶賛されたジョルジーニョ photo/Getty Images

イタリア代表ではPK失敗も

チェルシーの主力として昨季のチャンピオンズリーグを制し、イタリア代表の中心として今夏のEURO2020を制覇。

その功績から、バロンドールにふさわしいのではと言われたのがMFジョルジーニョである。

アタッカーのように得点を量産するわけではないが、ジョルジーニョは中盤の底からチームを自在にコントロールできる。得点数だけで評価するのではなく、今後も引き続きジョルジーニョのようなゲームメイカーもバロンドール候補者になっていくべきだろう。

しかし、ここ最近はジョルジーニョの評価が揺れ始めている。

イタリアは2022ワールドカップ欧州予選でスイスに競り負けてプレイオフに回ることになったが、ジョルジーニョはスイスとの直接対決でPKを2度失敗している。結果的にはこの失敗が響くことになり、イタリアはスイスに勝ち切れなかった。

さらにチェルシーの方では、28日に行われたマンチェスター・ユナイテッド戦でボール処理を誤り、FWジェイドン・サンチョに得点を許してしまった。

セットプレイからカウンターアタックを受けたわけだが、あそこは後ろに残っていたジョルジーニョがセーフティにクリアすべきだった。それをトラップにいき、ボールが流れたところをサンチョに奪われてしまった。ゴールに直結する痛恨のミスだ。

ジョルジーニョはその後PKを沈めてチームに勝ち点1をもたらしたが、英『90min』はEURO2020以降ジョルジーニョにミスが目立つと厳しい。

中盤の底から完璧にゲームをコントロールするところがジョルジーニョの良さだったはずだが、ここ最近のプレイはバロンドール候補に値するものではなかったか。

ジョルジーニョがチェルシーとイタリア代表の中盤に欠かせない存在なのは今後も変わりないが、バロンドールに値するとまで言われたパフォーマンスを取り戻せるのか。マンU戦でのミスは評価ダウンに繋がってしまったようだ。

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