ユーヴェはもう《トップ4》に入れない 2010年代支配した絶対王者は急に勝てなくなった

肩落とすディバラ photo/Getty Images

チームの補強が不十分だったか

2010年代のセリエAを支配してきたユヴェントスはどうしてしまったのか。

昨季4位に終わったユヴェントスはセリエA連覇記録が途絶えたわけだが、昨季チームを指揮していたのは経験が浅いアンドレア・ピルロだ。どこかピルロの経験不足が優勝を逃した原因と考える向きもあり、今夏にマッシミリアーノ・アッレグリが復帰したことで希望を取り戻したサポーターも少なくなかったはずだ。

ところが、ここまではピルロ政権より悪いと言っていい状態だ。14試合を消化して6勝3分5敗。昨季4位に終わったチームは黒星の数が6つだったが、今季は早くも5敗を喫してしまった。

先日はチャンピオンズリーグの方でチェルシーに0-4のスコアで敗れており、トップクラブとの差を見せつけられてしまった。クリスティアーノ・ロナウドの抜けた穴が大きすぎたのか、リーグ戦14試合で18得点しか奪えていない現ユヴェントス攻撃陣はお世辞にも世界トップレベルとは言えないだろう。

現在は7位に位置しているが、伊『Gazzetta dello Sport』のアンケートでは実に78%のファンが今季トップ4に入るのは無理と答えている。

昨季は何とかトップ4でフィニッシュできたが、それよりも悪い成績になってしまうのだろうか。

首位ナポリとは勝ち点差が14点離れており、もう優勝は現実的な目標ではない。トップ4に滑り込むことはできるのか。アッレグリ復帰で取り戻した希望が前半戦のうちに消えようとしている。

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