192試合で“407ゴール”挙げる超攻撃集団作った男 イングランド黄金世代より生まれし名将候補

アストン・ヴィラの指揮官に就任したジェラード photo/Getty Images

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アストン・ヴィラでもさっそく連勝

ガリー・ネビル、フランク・ランパードをはじめ、イングランド黄金世代と言われた者たちが続々と指導者の道に進んでいる。

ネビルとランパードはまだ大きな成功を収めることが出来ていないが、名将になる可能性を感じさせているのがスティーブン・ジェラードだ。

まだ評価を下すには早すぎるだろう。しかし、アストン・ヴィラの指揮官に就任したジェラードは早くも2連勝と結果を出しており、スコットランドのレンジャーズでもリーグ制覇を果たした実績がある。ここまでは驚くほどスムーズな監督生活だ。
ジェラードはレンジャーズにて192試合指揮し、124勝41分27敗と見事な成績を残している。スコットランドの国内リーグは上位と下位に力の差があるとはいえ、経験の浅いジェラードにとっては理想の成績だろう。

しかもレンジャーズでは攻撃的なスタイルを植え付け、192試合で407ゴールを記録した。1試合平均得点は2.1点となっており、この攻撃的なマインドも興味深い。アストン・ヴィラも前節のクリスタル・パレス戦では左サイドの美しい崩しから2点目を挙げていたが、あのような攻撃パターンが完成してくると面白い。

ジェラードも徐々に指揮官として自信をつけているはすで、アストン・ヴィラを踏み台にさらなるステップアップを狙いたい。理想としては将来的に古巣リヴァプールを指揮してほしいところだが、現役時代に何でもこなせる万能選手だったジェラードは指揮官としても一流になるのか。

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