冨安やタヴァレスのような掘り出し物か? ラカゼットの後釜としてアーセナルが狙うルーマニアのムバッペ

アーセナル行きが噂されるストイカ photo/Getty Images

今夏の再現となるか

今季のプレミア優勝候補と呼ばれるリヴァプールに大敗するも、次節ニューカッスル戦ではしっかり勝利を手にしたアーセナル。負けを払拭するような素晴らしいゲームであり、次節マンチェスター・ユナイテッド戦でも白星に期待が掛かる。

そんなアーセナルだが、攻撃の中心人物であるアレクサンドル・ラカゼットとの契約が今季で満了することになっている。クラブ側は延長を目指しているようだが、ラカゼット側の要望は不透明であり、進展していない。

ラカゼットといえばピエール・エメリク・オバメヤンと共に前線のキーマンであり、最近はトップ下のような働きを見せ、攻撃を活性化させている。体力の問題かフル出場はないが、彼を欠くことになれば失速も考えられる。

そこでターゲットに挙がっているのが、ルーマニアのステアウト・ブカレストに所属するFWヤニス・ストイカだ。西『MARCA』によればガナーズはNEXTムバッペと呼ばれるルーマニアのアタッカーに興味を示しており、獲得を目指しているようだ。移籍金は約9億円といわれており、難しい金額ではない。

現所属のステアウト・ブカレストでプロデビューを果たしたストイカは、ローン移籍での武者修行を積み、今季からトップチームでプレイしている。リーグ戦では13試合で4ゴールとまだまだこれからの選手ではあるが、ムバッペを彷彿とさせるようなスピードの持ち主であり、期待はできる。更にゴール前にスペースを生み出すフリーランも持っており、オフザボールでも自身の武器を見せることのできる選手だ。所属クラブでは左右のウイングで起用されており、ラカゼットとは多少役割が異なることにはなるが、ミケル・アルテタ監督がどのような選手として育てるのか気になるところだ。

実績はまだプレミアリーグでプレイするに達していないといえるストイカだが、アーセナルの若手獲得は当たっている。まだ今季だけの話だが、イングランドで活躍していない冨安健洋やヌーノ・タヴァレスを獲得し、チームに欠かせない選手へと成長させている。ルーマニアリーグの実力は気になるところだが、期待して良い人材であることは間違いないだろう。

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