史上最高額の《2番手GK》に メンディ到来でポジション奪えぬ男のキャリアはどうなる

チェルシーでは批判も浴びたケパ photo/Getty Images

今のところレギュラー奪取は現実的ではない

チェルシーではすっかりエドゥアール・メンディが不動の守護神となり、今や世界でも1、2を争うほど高い評価を得ている。

そのおかげで話題に上がる機会が激減したのがチェルシー控えGKケパ・アリサバラガだ。

ケパにとっては苦しい3年間だったに違いない。2018年にアスレティック・ビルバオからGK史上最高額となる7100万ポンドの移籍金でチェルシーへ向かうことになり、何かあるたびに移籍金の部分にスポットが当たってきた。

そのプレッシャーもあったのか、ケパはチェルシーで不安定なパフォーマンスに終始。あっさりとメンディに1番手の座を奪われてしまった。

今のメンディの状態が続くなら、ケパがチェルシーで1番手になるのは相当に厳しい。

しかし、復活の可能性は十分にある。今季も国内カップ戦ではチームの勝利に貢献しており、自信さえ取り戻せばトップフォームに戻るだろう。

現在はマウリツィオ・サッリが指揮するラツィオがレンタルでの獲得に興味を持っているとも言われており、環境を変えることで完全復活を果たす可能性もある。

スペイン代表の方では昨年10月のポルトガル戦以降出場がなく、EURO2020も逃した。今のままチェルシーで2番手に甘んじていてはスペイン代表でもポジションを奪えないだろう。

まだ27歳とGKとしては若い方だが、ケパのキャリアはどうなっていくのか。メンディがいる以上は早く新天地を目指した方がいいかもしれない。

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