チームへの貢献度はB・シウバに並ぶ 目立たない活躍でペップ・シティを支える縁の下の力持ち

今季は大きく成長した姿を見せるロドリ photo/Getty Images

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攻守に効いていた

前節のウェストハム戦から中3日で行われたアストン・ヴィラ戦に臨んだマンチェスター・シティ。前半で2ゴールを挙げて幸先よくリードを広げるも、後半はスティーブン・ジェラード監督率いるヴィラ相手に苦しめられており、何とか2-1で白星を手にしている。

難しいゲームを勝ち切ったペップ・シティだが、気になるのは主力組の疲労だ。この試合ではジョン・ストーンズとカイル・ウォーカー、イルカイ・ギュンドアンと前節でピッチに立っていた選手がベンチ外となっていた。彼らが負傷したとの情報は伝えられておらず、コンディション不良、もしくは過密日程を考慮したターンオーバーだと考えられる。

短いスパンでの試合であり、中心選手をここで休ませることができたのは大きいが、アンカーのDFロドリを休ませることができなかった。

2019年からシティに在籍しているスペイン代表MF。昨季の終盤はベテランのフェルナンジーニョにポジションを譲ることになったが、今季は攻守で大きく貢献した姿を見せ、継続してスタメンで起用されている。特に攻撃の芽を摘むタックルの精度は上がっており、ヴィラ戦はインターセプトも含めてチームトップとなる5回のボール奪取を成功させている。カウンターを受ける際に頼りになるウォーカーがいなかっただけに、敵陣でボールを回収できるロドリは非常に効いていた。チームへの貢献度はベルナルド・シウバに並んだといっても過言ではない。

このように昨季と比較して成長してみせたロドリだが、ここまでは疲労を感じさせないパフォーマンスを披露している。プレイタイムはチームで5番目となる数字であり、フルタイムでの出場を続け、チームに安定感をもたらしている。

とはいえ、彼にも休息が必要か。次節のワトフォードは下位に沈むチームであり、ミッドウィーク開催のCLは既に決勝トーナメント行きを決めている。控えにはフェルナンジーニョや若手のロメオ・ラヴィアがいるだけに、ここで休ませる選択肢も悪くないだろう(データは『WhoScored.com』より)。

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