シティのCF獲得論争に終止符? ターゲットはイタリアで実力を示した“本物のストライカー”

2季連続でゴールを量産しているブラホビッチ photo/Getty Images

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今季も昨季同様にゴールを量産している

トッテナムのハリー・ケイン、ボルシア・ドルトムントのアーリング・ハーランド、ベンフィカのダルウィン・ヌニェスと多くのストライカー獲得の噂が出てくるマンチェスター・シティ。今季はフィル・フォーデンを中央に置く偽9番でやりくりしているが、ボックス内で強さを見せることができる本職のストライカーが欲しくなるシーンもあり、来夏、もしくは今冬での補強が予想されている。

そこで最も可能性が高いといえるのがフィオレンティーナのFWドゥシャン・ヴラホビッチか。一度は消滅したかに思われたこの移籍話だが、英『Manchester Evening News』によればバルセロナが関心を寄せているフェラン・トーレスの売却が進めば、シティはフィオレンティーナのストライカーを獲得することになると報じられている。確かに、トーレスが移籍すれば前線に枠が空くことになり、そこで本職のストライカーを補強するのは良い選択だ。また、移籍金は約70億円といわれており、約100億円以上かけても獲得できなかったケインのことを考えれば現実的な数字だ。

このようにシティからの関心を寄せられているヴラホビッチだが、今季も昨季同様に活躍したことで更に価値が高まったといえる。20-21シーズンに21ゴールを挙げて一気に頭角を現したセルビア代表FWだが、それまでは前所属のパルチザン含めて二桁得点すらなかった選手だ。継続した活躍がなければ得点を量産した次のシーズンにぱったりゴールが入らなくなる例もある。リーグレベルの変化も影響するが、オランダで22ゴールを取ったメンフィス・デバイは翌年にマンチェスター・ユナイテッドへ移籍したものの2ゴールしか奪えず、出場機会を求めフランスに渡っている。

こういったその時にしか輝けない選手の例もあり、昨季のヴラホビッチには疑いの目を向ける人も多かったといえるが、今季は15試合で12ゴールと現時点ではセリエAの得点ランキングで首位を走っている。その実力は確かであり、シティが狙うのも納得だ。

昨季はケインを逃したシティだが、今回はしっかりと獲得できるのだろうか。

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