20試合“21ゴール”でも安全圏ではない 2部で熱すぎる得点王争いが勃発中

今季チャンピオンシップで得点を量産しているミトロビッチ(左)とブレアトン(右) photo/Getty Images

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記録的な得点ペースの男はほかにも

現時点における2021-22シーズンの“2部リーグ最強ストライカー”。そんな呼び声も高いのが、チャンピオンシップ(英2部)のフラムに所属するセルビア代表FWアレクサンダル・ミトロビッチ(27)だ。

今季はここまでリーグ戦20試合の出場で驚異の21ゴールを挙げている同選手。もちろん得点ランキングではトップを走っており、現在の彼には同リーグの年間得点記録(31ゴール)を更新することにも期待がかかっている。

しかし、2021-22シーズンのチャンピオンシップで注目すべきストライカーは彼だけではない。実はミトロビッチが直近の3試合で無得点と足踏みを強いられている間に、ジリジリと得点数でこのセルビア代表FWに近づいてきている選手がいるのだ。
その選手とは、ブラックバーンに所属するチリ代表FWベン・ブレアトン(22)だ。第18節終了時点ではミトロビッチとの差が7ゴールもあった同選手だが、直近の3試合では3ゴールを挙げてトップを猛追中。ここまでの得点数は17ゴールとなっている。その差は今や「4」。これほどまでに得点を稼いでいる2人だけに、この差はいつひっくり返ってもおかしくないと言えるだろう。ミトロビッチの独走かとも思われた21-22シーズンのチャンピオンシップにおける得点王レースだが、波乱の展開が待ち受けているかもしれない。

なお、昨季チャンピオンシップのシーズン得点記録を打ち立てたFWイヴァン・トニー(ブレントフォード)が同時期に記録していたゴール数は「16」。ミトロビッチのペースが異常なこともあって少し影の薄かったブレアトンだが、彼も既存の記録を上回るペースで得点を量産している。このままブレアトンが一気にトップへ躍り出ればより面白いレースとなるが、はたして今後はどうなるか。彼らが繰り広げる熱きバトルには今後も大いに注目したいところだ。

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