ピケではなく《プジョルの後継者》になってほしい逸材 抜群の対人能力誇るアラウホの可能性

バルセロナ期待の若手DFアラウホ photo/Getty Images

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シャビの下で大きく成長できるか

バルセロナではジェラール・ピケの後継者探しが長年のテーマとなっているが、最終ラインに欲しいのはピケの後継者だけではない。

ジョゼップ・グアルディオラの下で黄金期を築いたチームには、闘将カルレス・プジョルがいた。プジョルのようなセンターバックも今後のバルセロナに必要だろう。

プジョルはピケのような器用なセンターバックではなく、足下の技術もあまり高くない。ビルドアップの部分はピケの方が優れている。
しかし、プジョルにはチームの士気を高めるキャプテンシーと高い守備力があった。1対1では抜群の強さを発揮し、178cmと小柄ながら空中戦にも強い。スペインが生んだワールドクラスDFだ。

今のバルセロナの最終ラインにはプジョルほどの闘将はいない。ピケも熱いセンターバックだが、そのピケも34歳だ。それほど長くプレイは続けられないだろう。

その中で期待をかけたいのがウルグアイ代表の22歳DFロナウド・アラウホだ。

2018年にウルグアイのボストン・リーベルより加わり、バルセロナBチームを経てトップチームへ合流したアラウホは、188cmのサイズに加えて広範囲をカバーするスピードもある。3-1で勝利した今季のビジャレアル戦でも自慢のフィジカルを活かして相手アタッカーを封じており、守備の部分は実に心強い。

その1対1の強さと熱いハートがプジョルと比較されており、スペイン『SPORT』もプジョル系センターバックとして期待をかける。

バルセロナのセンターバックとしては少々足下のプレイに不安はあるものの、1対1の強さは抜群だ。

ピケの後継者とは呼びにくいかもしれないが、新指揮官シャビ・エルナンデスの指導によってアラウホはプジョルの後継者になれるかもしれない。広範囲をカバーしてくれる1対1に強いセンターバックはバルセロナに必要な人材だ。今後のバルセロナを後方からリードする存在となってくれれば大きいが、プジョル級のセンターバックへと成長できるか。

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