当時のメンバーを見ればその成績も納得 ペップ・シティを破ったモナコの主力たちの現在

ベルナルド・シウバも当時はモナコの一員として試合に出場していた photo/Getty Images

特にこの4人は飛びぬけている

今季のアヤックスはエリック・テン・ハーグ監督のもと若手を主体とした力強いチームを作り上げている。リーグ戦では48ゴール2失点と素晴らしい成績を残しており、CLでも既に決勝トーナメント行きを決めている。中心人物は21歳のアントニーや19歳のライアン・グラフェンベルフ、23歳のリサンドロ・マルティネスと20代前半の選手が多く、彼らがチームをけん引している。どの選手も既にビッグクラブに関心を寄せられている選手であり、今後の活躍に期待したい。

しかし、思い通りに活躍できないことはよくある話だ。同じくアヤックスではフレンキー・デ・ヨングやマタイス・デ・リフト、ドニー・ファン・デ・ベークがいわゆるメガクラブへ移籍したが、輝きを保っているのはデ・ヨングくらいだ。

それでも、16-17シーズンにCLでマンチェスター・シティを破った際のモナコはその後、多くの実力者を輩出することになった。

当時の主力は現パリ・サンジェルマンのキリアン・ムバッペやシティのベルナルド・シウバ、リヴァプールのファビーニョ、アトレティコ・マドリードのトマ・レマルと多くの有望株の選手を保有していた。リーグでも4連覇していたPSGを破ってタイトルを獲得しており、更に107得点と大台にも乗せている。

前述した4選手は現所属クラブでも中心人物であり、欠かせない存在としてチームに貢献している。彼らの実力も間違いないのだが、それを見抜いたモナコの優秀なスカウトも評価されるべきであり、今のモナコで活躍するアレクサンドル・ゴロヴィンやオーレリアン・チュアメニはムバッペやシウバに続くことはできるのだろうか。今季はここまで7位と苦戦中であり、上位浮上に期待だ。

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