京都の左サイドを支えた荻原拓也 アグレッシブな攻撃でJ1昇格のチームを支える

京都で主力となった荻原 photo/Getty Images

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浦和からレンタル中の荻原

今季浦和レッズから期限付き移籍を果たし京都サンガFCで主力として成長している男が荻原拓也だ。チョウ・キジェ監督の下で鍛えられたアタッカーは、今季大きく飛躍した1年となった。

今シーズンはJ2で40試合に出場した同選手は、左SBとして1年間戦いきった。積極的なオーバーラップと左足のキックを武器に京都の左サイドを支える。ドリブルで相手DFを抜き去り、攻撃のリズムを作る荻原の攻撃は京都で大きな存在感を示している。

今季はリーグ初ゴールも決めており、順風満帆な1年だっただろう。チーム得点王のピーター・ウタカとも良い連携から得点を奪うなど、試合数や得点数においてもキャリアハイだ。京都がJ1へと昇格するにあたり荻原の貢献度は非常に高かった。

同選手は2018年に浦和レッズへ加入すると、同年のルヴァンカップではプロ初得点も決めた。昨季はシーズン途中からアルビレックス新潟へとレンタル移籍を果たし、J2の舞台を初めて経験。ゴールこそなかったものの24試合に出場した。そして今季京都へレンタル移籍すると主力としてJ2昇格に貢献する。

来季の動向はいまだに決まっていない荻原だが、浦和レッズへの復帰となれば左SBでの厳しい競争が待っている。尽きないスタミナを武器にした明本考浩や、左足のキックを武器とした山中亮輔など、ライバルは多いが、浦和レッズサポーターの荻原への期待も膨らんでいるだろう。ユースで同期でもある橋岡大樹のような飛躍を見たいところだ。来季どのクラブに所属するかは分からないが、荻原には来季も熱くギラギラした彼自身のプレイを披露してくれることを期待したい。

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