ロドリの素晴らしさを再確認 “36歳”フェルナンジーニョのパフォーマンスが怪しい

フェルナンジーニョも年齢からくる衰えには勝てないか photo/Getty Images

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まだまだ現役かと思われたが

12月2週目のミッドウィークに行われているCLグループステージの最終節。グループAでは既にマンチェスター・シティが1位通過、パリ・サンジェルマンが2位通過と決勝トーナメント組は既に決まっており、ライプツィヒとクラブ・ブルージュどちらかがELへの出場権を決める試合となっていた。いってしまえば上位2クラブからすれば消化試合となるのだが、シティがライプツィヒに敗れる波乱の展開となった。

ライプツィヒとしてはEL出場を決めたい高いモチベーションがあったのか、初戦3-6と大敗を喫したシティ相手に前のめりな戦術で臨み、結果勝ち点3を得ている。シティとしては後半、奪われていた主導権を握り返したが、カイル・ウォーカーの退場が響き、同点に追い付くことができなかった。

週末に行われるプレミアのことを考えても切り替えたいペップ・シティだが、アンカーで先発を果たしたDFフェルナンジーニョのパフォーマンスは改善が必須だ。

ダビド・シルバ、セルヒオ・アグエロが抜けたことでチームの最古参となっているフェルナンジーニョ。攻撃の芽を摘む鋭いタックル、攻撃を停滞させない配球力とアンカーに必要な能力を高いレベルで保持している同選手だが、パスミスの多さに守備範囲の狭さなど、以前までの輝きが見られなかった。36歳の年齢も関係しているのか、現在のスタメンであるロドリとはレベルの差が大きいように感じる。特にロドリはスムーズな配球で攻撃を操っていたが、フェルナンジーニョでは無難な捌きに徹することしかできず、中盤で違いを生み出せなかった。昨季はそのスペイン代表MFを凌ぐパフォーマンスを披露していたが、年齢からくる衰えには勝てないのか。

ロドリは怪我が少なく、離脱の心配も少ないとはいえ、シティは早急にフェルナンジーニョの代役となれる選手を探すべきだ。若手には17歳のロメオ・ラヴィアがいるが、まだ早すぎる。噂に挙がっているのはウェストハムのデクラン・ライスやモナコのオーレリアン・チュアメニだが、今のシティには絶対的なロドリがおり、バックアッパーとしての獲得は難しいだろう。

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