長友が攻撃で手詰まりになる前に 日本代表に期待したい左SBのポリバレントな新戦力

今後を見据えるウズベキスタン戦にしたいのであれば新戦力を投入したい photo/Getty Images

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主導権を握れるのであれば、尚更彼が適任だ

国内組を中心としたサムライブルーのメンバーが日本代表から発表された。初招集が鹿島アントラーズの荒木遼太郎含め4人もおり、目新しい森保ジャパンとなっている。その選手たちで1月21日に行われるウズベキスタン戦を戦うことになっており、注目したい。

海外組を呼ばないことで新戦力を見極める親善試合になることが予想されるが、左サイドバックが不安要素か。今回このポジションに該当する選手はFC東京の長友佑都、サンフレッチェ広島の佐々木翔となっている。ウズベキスタン戦ではボールを保持して相手を押し込むと予想でき、攻撃で違いを生めなくなっている長友では厳しい。佐々木もどちらかといえば守備よりの選手であり、であれば川崎フロンターレのMF旗手怜央に期待が掛かるか。

川崎の中心人物としてクラブをリーグ優勝に導いた旗手。セルティック行きの噂が連日報道されており、ベルギーへ行った三笘薫、ドイツへ渡った田中碧に続きたい。

彼は攻撃的な選手であり、クラブではインサイドハーフを務めることが多いのだが、左SBでの経験がある。川崎では今季11試合で最終ラインに入ってプレイしており、U-23の日本代表でも起用された過去を持っている。U-23と監督を兼任していた森保一監督であれば、頭の中にあるアイデアの一つだろう。

ボールを保持して相手を押し込むと予想されるウズベキスタン戦では旗手の攻撃性能が光るか。もちろん、守備の場面もあるが、ほとんどの時間を日本が主導権を握った状態で戦うことができ、彼のチャンスを創出する能力の高さが生きるだろう。

アジア最終予選の直前に行われるウズベキスタン戦では、フル代表に繋がる収穫が欲しい。長友のコンディションを調整するゲームにするのも悪くないが、新戦力を試す有意義な試合も見てみたい。

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