オーストリアで鍛えられた東京Vの魅惑のドリブラー 最終戦で結果を残した24歳の来季に期待

最終戦で今季初得点を挙げた新井 photo/Getty Images

2019年から東京Vへ移籍

東京ヴェルディで終盤にレギュラーをつかんだ男が新井瑞希だ。残り3試合でスタメンを勝ち取り、最終節にはゴールを決めた新井は来季への飛躍が期待される。

浦和レッズユース出身の新井は卒業後の2016年にSVホルンへ入団する。初年度は出場機会がないものの、2016-17シーズンにオーストリア2部で13試合1得点を記録。シーズン終了後にSC相模原へ加入して日本へ復帰すると、J3で11試合2得点を決める。

翌年はカターレ富山へ移籍して10番を背負うと、27試合2ゴールを記録。2019年のシーズン途中に東京Vへと加入した。

新井は独特なドリブルを武器としており、簡単にマークを外してしまう。積極的に仕掛けてチャンスメイクする姿は、浦和ユース時代から変わらずに武器を大きく磨いている。今季初ゴールとなった最終節のSC相模原戦では、クロスボールのこぼれ球を拾った深澤大輝が新井につなげる。パスを受けた新井は中央から右サイドへと仕掛け、最後は右足を振り抜きゴールネットを揺らした。

武器であるドリブルで自らシュートコースを見つけると、強引にシュートを放ってゴールを奪った。今季は終盤まで出場機会はなかったが、第28節の大宮アルディージャ戦で初出場すると、最終戦まで全試合に出場。ラスト3試合でスタメンを勝ち取って自らをアピールした。武器を前面に出してさらに得点を増やすことができれば、さらなる高みを目指せることだろう。来季の活躍に期待だ。

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