アーセナル期待の“20歳”は武者修行へ? U-23で得点量産する男にレベルアップの好機

アーセナルのトップチームではなかなか出番がないバログン photo/Getty Images

一度トップレベルでの経験を

ひと足先にトップチームでブレイクした選手たちに続き、そう遠くない未来には彼もアーセナルの前線で大きな影響力を持つことができる。そう考えていた人は多いはずだが、どうやらそれが実現するまでにはもう少し時間を要することとなるかもしれない。

期待値は高いのだが、なかなかアーセナルのトップチームで殻を破ることができてない。そんな悩みを抱えているのは下部組織育ちのFWフォラリン・バログン(20)だ。今季もU-23カテゴリでは11試合の出場で13ゴールと爆発している同選手だが、トップにおける出番はここまで3試合のみ。プレイタイムもわずか77分間となっている。

将来はアーセナルのエース格になって欲しい逸材であることは間違いない。しかし、現在のバログンは他の選手と競えるだけの力がないのだろうか。

ミケル・アルテタ監督がそう判断しているのであれば、バログンは今冬この状況を変えるためにも武者修行に出るべきかもしれない。U-23でこれほど得点を重ねてもチャンスが巡ってこないことを考えれば、あと彼に足りないのはトップレベルでの経験だろう。それがアーセナルで獲得できる見込みがない以上、一度外に出てある程度の出場機会を確保するのは一つの手だ。そして実際、アーセナルでアカデミーコーチを務めるペア・メルテザッカー氏もバログンの今冬レンタルについては次のように語っている。

「冬の移籍市場でレンタルを検討している選手は何人かいる。現時点で最もそれに近いのはフォラリン・バログンかな。U-23では素晴らしい仕事をしているけれど、次のレベルへ到達するにはさらなる経験が必要だ。おそらく1月はどこかにローンを組むこととなるだろう。今の彼にはそれが必要なんだ」(英『Daily Mirror』より)

現状よりハイレベルな選手となるためには、レンタル先でトップレベルの経験を積むことが必要なバログン。武者修行へ出ることとなれば、向かった先では多くの武器を磨いてきてほしいところだ。

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