銀河系軍団で驚異の《勝率74.6%》 名将の手で白い巨人は蘇った

レアルに戻ってきたアンチェロッティ photo/Getty Images

前回の指揮と合わせて大成功

これが名将の力なのか。レアル・マドリードに戻ってきたカルロ・アンチェロッティが見事な舵取りを見せている。

今季開幕前には最終ラインの要だったセルヒオ・ラモスとラファエル・ヴァランが抜けたこともあり、レアル苦戦を予想する声もあった。

ところが、アンチェロッティは若手の能力を引き出しつつ、新戦力のDFダビド・アラバも上手く組み込みながらリーガ・エスパニョーラ首位を守っている。

チャンピオンズリーグの方でも第2節のシェリフ戦こそ落としたが、その後はきっちり連勝。楽々首位通過を決めた。

アンチェロッティといえば2013年から2年間レアルを指揮していた時代があり、2013-14シーズンにはチャンピオンズリーグのタイトルも獲得した。

その頃と今を合わせると、レアルでは通算142試合を指揮して106勝18分18敗。勝率は74.6%となっており、間違いなくクラブ史に残る大成功例だ。

以前指揮した際はリーガのタイトルを獲得出来なかったが、今季はチャンスがある。リーガを制覇すれば、いよいよアンチェロッティは欧州5大リーグ全制覇ということになるのだ。

来夏にはパリ・サンジェルマンFWキリアン・ムバッペといった大物獲得も噂されているが、現メンバーにムバッペまで加わればいよいよ新生・銀河系軍団の完成だ。再びサッカー界を支配することになるかもしれない。

アンチェロッティの復帰は大正解だったが、後半戦もこのペースを維持できるのか。開幕前の不安が嘘のようにサポーターはチームの戦いぶりを楽しんでいる。

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