スペイン帰りのサムライが再び日の丸を背負う 代表の得点力不足を解消できる神戸の万能FW

武藤に寄せられている期待感は大きい photo/Getty Images

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久々の復帰に注目だ

日本代表が参加しているワールドカップ・カタール大会に向けたアジア最終予選は第6節までが終了しており、サムライブルーはサウジアラビアに次ぐ2位に付けている。上位2ヵ国が本大会へのストレートインが決まることになっており、難しい状況は脱したが、まだまだ安心はできない。

そんなサムライブルーを更に強化するために、2022年1月21日にウズベキスタンとの親善試合が組まれることになった。ここでは国内組を中心としたメンバーで臨むことになり、この試合で活躍すれば、アジア最終予選のメンバーに抜擢される可能性もある。今回は名古屋グランパスの稲垣祥や川崎フロンターレの脇坂泰斗といった国内の実力者が選ばれており、彼らの活躍に期待だ。

その中でも特に気になるのはヴィッセル神戸のFW武藤嘉紀だ。彼はドイツやイングランド、スペインでの活躍後、日本に戻ったいわゆる出戻り組である。ニューカッスルやエイバルでの出来を考えると仕方ないといえるが、日本復帰後の彼のパフォーマンスは日本トップレベルだといえる。個で突破を狙える技術にスピード、ボックス内での強さも健在であり、彼が国内組FWの中心的な存在となるだろう。

ではどのように使われるのか。これまでの傾向を見れば[4-3-3]だが、クラブで活躍している2トップでの起用が見てみたい。サイドや中央で1トップ気味に使うのも悪くないが、神戸ではセカンドトップのようなスタイルで攻撃をけん引している。今回のメンバーではクラブでもコンビを組んでいる大迫勇也も選出されており、神戸の並びを代表で活用するのも悪くない。

2019年以来の代表復帰となった武藤。代表では得点力不足が顕著であり、ヘンク伊東純也に頼りきりの状態となっている。中央からの攻撃力アップがあれば、得点力も上がることが予想でき、サムライブルーの未来を武藤にも期待したい。

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