リンガードはこのままマンUに残るべき? ヤングボーイズ戦で見せられなかった“攻撃での違い”

半年で再ブレイクを果たしたが、そう長くは続かなかったリンガード photo/Getty Images

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移籍市場の開幕まではまだ時間がある

9日に行われたマンチェスター・ユナイテッド対ヤングボーイズのCLグループステージ第6節は両者ゴールを決めきれず、1-1での引き分けとなった。ラルフ・ラングニックが監督になったことで新政権となったマンUは、過密日程でのミッドウィーク開催ということもあり、若手や控えメンバーを中心とした構成で試合に臨んでいる。

しかし、収穫があったのはメイソン・グリーンウッドがゴールを決めたことくらいであり、控えからスタメンを脅かす選手が見られなかった。特に期待されていたMFジェシー・リンガードもパッとせず、存在感は薄かったと言って差し支えないだろう。

昨季ウェストハムへローン移籍したことで再ブレイクに成功したリンガードは、イングランド代表に選ばれるなど飛躍した一年となった。だが、レンタルバックした今季のオーレ・グンナー・スールシャール政権では重宝されず、今冬での移籍の噂が囁かれていた。

リンガードの今の心境は分からないが、このヤングボーイズ戦が今後の自分のキャリアを大きく左右することは分かっていただろう。同じくスールシャール政権でベンチが続いたジェイドン・サンチョやドニー・ファン・デ・ベークは、チャンスを生かして出場機会を掴んでいる。

だが、リンガードのパフォーマンスはサンチョやファン・デ・ベークほどの勢いも感じられず、終盤でベンチに下がることになった。ハマーズで輝いていた頃はボールを持てば何かやってくれる選手だったが、出場機会の少なさからコンディションを崩したのか、体のキレも落ちており、ポジジョンを争うことになるブルーノ・フェルナンデスの牙城を崩すことは難しいと思われる。

結果的に今季はマンUでの戦いを望んだリンガード。しかし、指揮官からは重宝されることなく、今冬の移籍市場ではハマーズやニューカッスルが彼の動向を探っており、年明けには別のクラブのユニホームを着ている可能性は十分にあるだろう。

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