10代ではC・ロナウドより上 《プレミア史上最高級10代》が放った特別な輝き

マンUでチームメイトだったルーニーとC・ロナウド photo/Getty Images

デビュー当時は圧巻だった

プレミアリーグの歴史を振り返った時、リーグ史上最高のインパクトを残したティーンエイジャーは誰だろうか。

例えば現在マンチェスター・ユナイテッドでプレイするFWメイソン・グリーンウッドは今年10月に20歳になったばかりで、それまでは19歳ながらハイレベルなパフォーマンスを見せていた。

ただ、過去にはグリーンウッドも霞んでしまうほどのインパクトを残した10代が数多くいた。

中でも元イングランド代表FWアラン・シアラー氏と、かつてマンチェスター・シティなどで活躍したDFマイカ・リチャーズ氏の2人が揃って絶賛したのは、元イングランド代表FWウェイン・ルーニーだ。

2人は英『BBC』にて「プレミア史上最高の10代ランキング」なるものを作成しているが、両者とも1位にはルーニーを選んでいる。

ルーニー伝説の始まりはエヴァートンからで、アカデミー出身者だったルーニーは16歳でデビュー。デビューシーズンにはアーセナル相手にとんでもないミドルを打ち込むなど、10代とは思えぬテクニックとメンタリティがあった。

その後移籍したマンチェスター・ユナイテッドではFWクリスティアーノ・ロナウドとチームメイトになったが、当初はルーニーの方が上だったとも言える。年齢とともにロナウドが世界最高のプレイヤーへと成長していったが、ルーニーにもバロンドールを狙うだけの才能はあったはず。20代半ば頃よりロナウドと差がついていった印象だ。

ちなみにシアラー氏はルーニーに次ぐ2位に元リヴァプールFWロビー・ファウラー、3位に同じくリヴァプールで衝撃的な存在だったFWマイケル・オーウェンを挙げている。

リチャーズ氏の方は2位にアーセナルと契約していた元フランス代表FWニコラ・アネルカ、3位にはシアラー氏と同じくオーウェンだ。

他にもアーセナルで中盤を支配したセスク・ファブレガス、17歳でデビューし、天才と絶賛された元イングランド代表のジョー・コールらの名前も挙がっているが、彼らに匹敵するインパクトを残した10代は今のプレミアにいないか。特にルーニーの衝撃を超える者はそう簡単に現れないだろう。

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