デ・ヨング、デ・リフトらいた“2年前”を超える? 全勝アヤックスはCL制覇を本気で狙える

グループステージを全勝で通過したアヤックス photo/Getty Images

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若手とベテランが融合する組織に

どちらが強いか比較するのは困難だが、今季のアヤックスに2018-19シーズンのチームを超える可能性があるのは確かだ。

当時アヤックスはMFフレンキー・デ・ヨングやハキム・ツィエク、DFマタイス・デ・リフトといった選手たちを軸にチャンピオンズリーグ・ベスト4入りを果たした。

これはかなりのサプライズだったが、今季のチームもグループステージを全勝で通過。当時に匹敵する強さがある。
オランダ『De Telegraph』によると、両方のチームを知る現アヤックスFWドゥシャン・タディッチは今のチームの方がタフとの感覚を抱いているようだ。

「ここ数ヶ月で大きく進化したね。当時との比較は簡単ではない。2019年も良かったけど、今のチームには様々な個性を持った選手たちがいる。2年前の僕たちは素朴すぎたのかもしれない。今は本当にタフでメンタル的にも強い選手が揃っている。南米の選手もいるからね。彼らは本当にファイターだよ」

現在のチームにはアルゼンチン代表DFリサンドロ・マルティネス、メキシコ代表MFエドソン・アルバレスといった曲者な守備職人もいる。

MFライアン・グラフェンベルフ(19)、DFユリアン・ティンバー(20)といった自慢の若手に加えて33歳のタディッチ、31歳のDFダレイ・ブリント、28歳のMFデイヴィ・クラーセンといった経験豊富な選手もいる。

そして最大のサプライズとなっているFWセバスティアン・ハラーだ。この絶対的得点力は2年前のチームが持っていなかった武器で、全体的な完成度では今のチームの方が上かもしれない。

2年前は準決勝でトッテナムに悪夢の敗北を喫したが、今回目指すはファイナルだ。アヤックスを優勝候補の一角に上げても全く問題はないだろう。

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