レアルで育つ若きブラジル人FWコンビは守備も凄い 「ボールを持っていない時も……」

レアルで成長するヴィニシウス photo/Getty Images

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成長しているのは攻撃面だけではない

いったい名将の下でどこまで伸びるのだろうか。

レアル・マドリードで覚醒の時を迎えた20歳FWヴィニシウス・ジュニオールは、得意のドリブルに加えて得点力までアップ。一気にリーガを代表するウイングとなった。

しかし、見るべきは攻撃面だけではない。ヴィニシウス、さらに同じレアル所属のブラジル人FWロドリゴ・ゴエスは、守備面の貢献度も指揮官カルロ・アンチェロッティより絶賛されている。
「クルトワはセビージャ戦でも素晴らしかったし、ミリトンもそうだ。アラバやメンディも高いクオリティのプレイを続けている。こうした良い守備は、前線からくるものだ。例えばヴィニシウスだ。ボールを持った時の彼はずば抜けているが、同時にボールを持っていない時のハードワークも素晴らしい。ロドリゴも同じだね。2人の守備貢献により、チームは失点を回避出来ている」(スペイン『Mundo Deportivo』より)。

ヴィニシウスはブラジル人選手らしい高いテクニックを備えているが、今の欧州サッカー界で活躍するにはテクニックだけでは足りない。守備は重要なキーワードで、アンチェロッティの下でそこも磨かれているのはブラジル代表にとっても大きなプラスとなるだろう。

守備時には献身的に走り、ボールを持てば積極的に仕掛けてゴールを奪う。ヴィニシウスとロドリゴのブラジル人コンビは充実した時間を過ごしており、上手くいけばワールドクラスのアタッカーとの地位を固めることが出来そうだ。

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