チェルシー、リヴァプールを倒した“優勝候補”ウェストハムの存在 プレミア勢のEL制覇も近いか

モイーズ監督率いるウェストハムの躍進は止まらない photo/Getty Images

今季のハマーズはCLレベルのクラブかも知れない

ELのグループステージ全日程が終了し、各グループの1位が決勝トーナメントへの進出を決めている。グループステージで2位だったクラブはCLでグループステージ3位となったクラブとプレイオフで対戦し、そこで16チームが出揃うことになる。直近の2年ではスペイン勢が勝利を収めており、プレイオフからの出場となるバルセロナには注目が集まる。

ひとまずラウンド16に進出したクラブを挙げると、リヨン、モナコ、スパルタク・モスクワ、フランクフルト、ガラタサライ、レッドスター、レヴァークーゼン、ウェストハムとなっている。5大リーグのクラブは少ないが、曲者揃いだ。

その中でも特にハマーズは気になる存在だ。グループHのハマーズは4勝1分1敗の1位通過を決めている。6試合で3失点は全グループで最少の数字であり、守備が安定していたことが分かる。それでいて、攻撃でも11点と二桁得点を記録しており、攻守において申し分ない存在感を披露している。

グループステージでの成績からも強さが分かるハマーズだが、今季はプレミアでも大暴れしている。15試合を消化してマンチェスター・シティ、リヴァプール、チェルシーに続く4位であり、レッズとブルーズ相手にはリーグ戦の直接対決で白星を挙げた。主力の怪我など様々な理由があったとはいえ、こんなことができるのはELでもハマーズくらいしかいないだろう。デクラン・ライスやトマシュ・ソウチェク、マイケル・アントニオ、ジャロッド・ボーウェン、パブロ・フォルナルスと挙げればきりがないくらい良質な選手が揃っており、現状今季のELは彼らが優勝候補だ。

守備陣の核であったアンジェロ・オグボンナの負傷からくる失速は気になるが、今冬の移籍市場での穴埋めとしてシティのネイサン・アケを獲得するといった報道もあり、代案をクラブは考えているようだ。クラブ史上初となるEL制覇は十分に考えられる。

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