“日本のツィエク”へ再び高まる期待 オランダ最高級レフティーへ挑戦すべき時

PSVでチャンス掴む堂安 photo/Getty Images

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フローニンヘン時代を超える数字を

今季開幕前、オランダの名門PSVで日本代表MF堂安律が右サイドのポジションを確保すると予想していた日本のサッカーファンはどれだけいるだろうか。

PSVにはノニ・マドゥエケやコーディ・ガクポなど2列目に若い有望株が揃っており、当初堂安にとって難しい戦いになるかと思われた。それこそ今夏にはドイツ・ブンデスリーガのクラブと契約する話も出ていたため、出場機会確保へドイツへ行く方が良いとの見方もあった。

しかし、堂安はPSVにて予想を超える活躍を披露している。ライバルのマドゥエケが負傷がちであることも影響しているが、ここまでリーグ戦9試合で3得点1アシストと活躍。右サイドの1番手になりつつある。
この活躍から、英『HITC』は堂安を現チェルシーMFハキム・ツィエクと重ねている。

堂安はフローニンヘンでプレイしていた2017-18シーズンにリーグ戦9得点3アシストと見事な活躍を披露し、この活躍からアヤックスがツィエクの後釜候補として堂安を狙うのではないかとの見方もあった。

そこから堂安はPSVに移籍して少々難しい時間を過ごすことになるのだが、再びツィエクとの比較が始まったということか。

タイプは異なるが、ツィエクもアヤックスにてエールディヴィジ最高級レフティーとの評価を確立し、チェルシーへ引き抜かれた。

堂安も今季エールディヴィジで二桁得点に近い数字を残せれば、欧州5大リーグのクラブが目をつけてくるかもしれない。チームメイトのマドゥエケ、アヤックスで活躍する21歳のブラジル代表FWアントニーなど今のエールディヴィジにも魅力あるレフティーアタッカーが揃っているが、その中に堂安も入ってほしいところ。

ドイツでの経験を経て、堂安はエールディヴィジの主役となれるのか。目指すはフローニンヘン時代を超える数字だ。

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