今後、価値は何倍にも跳ね上がる? ペップ・シティが興味を示すティアニーを脅かす左SB

アーセナルではティアニーと並ぶ選手になったタヴァレス photo/Getty Images

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市場価値は約9億円となっている

左サイドバックのバンジャマン・メンディを起用できないアクシデントに見舞われ、SBの人員不足で今季を迎えたマンチェスター・シティ。ここまではカイル・ウォーカー、ジョアン・カンセロ、オレクサンドル・ジンチェンコの3人で何とかやっているが、前述したウォーカーが先日のライプツィヒ戦でレッドカードを提示されており、CLラウンド16で起用できなくなってしまった。

そこで戦力を補強する必要があるのだが、英『Manchester Evening News』によればアーセナルのDFヌーノ・タヴァレスがリストアップされたようだ。

育成の名門ベンフィカで育ち、今夏の移籍市場でガナーズへ加わったタヴァレス。当初はキーラン・ティアニーのバックアッパー的な存在として獲得されたかに思われたが、そのティアニーが怪我で離脱すると頭角を現し、今の序列でいえばスコットランド代表DFを並ぶほどの実力者だ。攻撃的な選手であり、オーバーラップとインナーラップの両方を使いこなし、攻撃を活性化できる。さらにクロスやシュートを両足で狙ってくる積極性があり、冨安健洋と共に今季のアーセナルのサプライズだ。リヴァプール戦ではミスから失点に繋がったようにまだ物足りない部分もあるが、攻撃センスだけでいえばプレミアでも上位に食い込む選手だ。報道では今冬での獲得は難しいとしつつ、今後関心は継続させるといわれている。

シティとしては欲しい人材であることは間違いないだろう。前述したようにSBが足りていない。今は両サイドでプレイできるカンセロの存在もあり何とかやりくりしているが、誰か一人が欠けるようなことがあれば、総崩れは避けられないだろう。

同じくポルトガル出身のカンセロを彷彿とさせる攻撃センスを持つタヴァレス。英『transfermarkt』によれば市場価値約9億円とされている同選手だが、今後跳ね上がることは間違いないか。

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