不調なヴォルフスブルクで存在感を発揮 ポルトガル帰りの25歳がチームを上昇させるか

結果を残してアピールを続けたい photo/Getty Images

昨季はベンフィカでレギュラーを獲得

今季序盤戦で首位に立つなどスタートダッシュに成功するも、徐々につまずき現在は11位まで順位を落としたヴォルフスブルク。監督の交代も行ったクラブで、新加入ながら存在感を発揮しているのが、ルカ・ヴァルトシュミットだ。

フランクフルトのアカデミー出身のFWは、2018-19シーズンから加入したフライブルクで、30試合9ゴールとブレイクを果たすと翌年も7ゴールを奪い主力の座を確立する。すると昨シーズンは、プリメイラリーガのベンフィカへと加入。ポルトガルでも攻撃センスの高さを見せつけ、27試合7ゴールを決める活躍で今季はブンデスへと復帰した。

怪我で一時離脱していたヴァルトシュミットだが、ここまで8試合1得点を記録。スタメン出場はわずか5試合ながら、1試合平均でのシュート数は「1.4」とチーム3番目の成績を誇り、積極的かつアグレッシブなプレイでチームの攻撃を支えている。彼を上回る上位2名もチームのエースであるボウト・ベグホルストと司令塔のルーカス・ヌメチャの2選手であり、ヴァルトシュミットも攻撃で積極性を見せているのだ。

ヴァルトシュミットはブンデスリーガ第15節のシュツットガルト戦でも右サイドハーフでスタメン出場した。積極果敢にドリブルで仕掛けてチャンスを生み出すものの、得点を創出するまでには至らず。得点へと絡み結果を残すことが今季のさらなる課題として挙げられるだろう。自らゴールやアシストを増やすことができれば、さらにチームを上昇させることも可能だ。

昨季は初挑戦となったポルトガルで、国内屈指のビッグクラブでも主力として大きな存在感を放った。そんなポルトガル帰りのドイツ人アタッカーは悩めるヴォルフスブルクを上向かせることができるのだろうか。

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