「いま、彼より優れた選手は世界にいない」 ダービーで大仕事をやってのけた男の勢いは止まらない

レアルで成長を続けるヴィニシウス photo/Getty Images

この試合でも2アシストを記録した

13日に行われたリーガ・エスパニョーラ第17節レアル・マドリード対アトレティコ・マドリードのマドリード・ダービーは2-0でホームチームの勝利となっている。リーガのタイトルを目指すためにもアトレティコ側としては負けられないゲームだったが、レアルに決定力の差を見せつけられる展開となった。

カルロ・アンチェロッティ政権初年度にして素晴らしい完成度を誇っているレアルだが、この試合でもブラジルの若い才能が活躍して見せた。今季既に10ゴールを奪っているFWヴィニシウス・ジュニオールだ。

ブラジルの名門フラメンゴからやってきたドリブラーは、自身の武器である突破力を武器にスペインでも躍動。しかし、ドリブルは通用するが、ゴール前では途端に怖さがなくなってしまう選手であり、昨季はリーグ戦35試合に出場したが、3ゴール3アシストと物足りない数字となっていた。だが、今季はひと味違う。序盤からカリム ・ベンゼマと共にゴールを量産しており、17節終了時で2人合わせて23得点を決めている。前述したマドリード・ダービーではゴールこそなかったが、ベンゼマとマルコ・アセンシオの得点をアシストして貢献している。さらに献身的な守備も見せており、タックル成功数はチームトップの4回と攻守で存在感を放った。

そんなブラジル代表FWに対して西『MARCA』は「いま、ヴィニシウスより優れたサッカー選手は世界にいない」と高く評価している。確かに、今季の出来は素晴らしく、同年代で比較されやすいボルシア・ドルトムントのアーリング・ハーランドやパリ・サンジェルマンのキリアン・ムバッペらと比較しても何ら遜色ないだろう。

チームを勝利に導く大仕事をやってのけたヴィニシウス。クラブではコンスタントに点に絡んでおり、今後も数字は伸びることになりそうだ(データは『WhoScored.com』より)。

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