J3からステップアップした195cmの長身GK 水戸の守護神は個人昇格もあるか

27歳で水戸の守護神を務める photo/Getty Images

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今季はJ2で40試合に出場

今季水戸ホーリーホックで主力として活躍する男が牲川歩見だ。195cmと長身を誇るGKは、順調にステップアップを重ねている。

ジュビロ磐田のアカデミー出身の牲川だが、トップチーム昇格後は怪我の影響もあり出場機会を与えられず。U-21日本代表でも活躍していたものの、Jリーグで試合経験を積めなかった男は、候補の1人だったロンドンオリンピックにもメンバー入りすることができなかった。

転機となったのが2017年、レンタル移籍したザスパクサツ群馬で出場を果たすと、翌年にはアスルクラロ沼津でレギュラーを獲得する。2019年には沼津へ完全移籍してチームの主力として29試合に出場するなど、チームを支える守護神へと成長した。

昨季から加入した水戸でも正GKとして輝きを放つ。長身から繰り出されるセービング技術は、届かないかと思われるシュートコースにも手を伸ばして弾くなど見るべきものがあり、自身の長所を大きく活かしたプレイで守護神としての立場を確立する。今季はキャリアハイとなる40試合に出場するなど、チームの大きな柱となった。

水戸で大きな存在感を放つGKにはJ1のクラブも注目していることだろう。牲川は来季、水戸でさらなる活躍を見せるか。それとも新たなクラブでのプレイとなるだろうか。水戸では今夏も浦和レッズへ移籍した平野佑一やガンバ大阪へ加入した柳澤亘がJ1へと個人昇格を果たした。来季に向けどのような動きを見せるか注目だ。

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