怪物FWが“7試合連続無得点” 快進撃支えるウェストハムに不安も「彼に頼り切りというわけには……」

ウェストハムの快進撃支えてきたアントニオ photo/Getty Images

トップ4を守るには全員が好調を維持する必要がある

今季チェルシーやリヴァプールを撃破するなど、プレミアリーグにて快進撃を披露しているウェストハム。勢いそのままにトップ4を死守したいところだが、不安材料もある。

開幕からチームを引っ張ってきたFWマイケル・アントニオのペースダウンだ。

驚異の身体能力を持つアントニオは開幕から爆発し、ここまで6得点を記録。しかし、現在は7試合連続でゴールがない状態だ。

これに関してチームメイトのMFデクラン・ライスは、アントニオに頼り切らないことが重要とフォローする。

「ゴールの部分で彼に頼り切りとなるわけにはいかないよ。彼は開幕から多くのゴールを決めていて、今はそれが止まっている。でも、ストライカーとはこういう時期を経験するものさ。彼は今でもチームのキーマンだよ。それに、僕を含め他の選手も得点を決めていかないとね」(『Evening Sport』より)。

ウェストハムはここまで28得点を奪っているが、やはりマンチェスター・シティ、リヴァプール、チェルシーのトップ3とは得点力の部分で差がある。

5位マンチェスター・ユナイテッドよりは多い得点を記録しているが(26得点)、それでもマンUにはクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に得点を奪える実力者が揃っている。彼らに比べて前線の層が薄いウェストハムでは、やはりアントニオが継続的に得点を決めていく必要があるだろう。

今はライスも我慢の時期と捉えているようだが、アントニオは得点ペースを取り戻せるのか。ここ最近はブライトン(1-1)、バーンリー(0-0)など下位組と引き分けるゲームもあり、こういうゲームでこそアントニオのゴールが欲しい。これらのゲームで勝ち点3を拾っていかなければ、トップ4フィニッシュは難しいだろう。

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