目標とする選手はF・デ・ヨング 赤い悪魔で育つ“ジダン”の名を持つ男

トップチームデビューを飾ったジダン・イクバル photo/Getty Images

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今後もトップチームでの起用が増えていくか

新監督にラルフ・ラングニックが就任したマンチェスター・ユナイテッド。プレミアのクリスタル・パレス戦から正式に指揮を執っており、2試合目となったヤング・ボーイズ戦では主力を休ませ、アマドゥ・ディアロのような若手を積極的に起用している。

そんなヤング・ボーイズ戦で後半ピッチに立ったのが、MFジダン・イクバル(18)だ。

マンUのアカデミーで育ち、2021年の4月に正式なプロ契約を交わした期待の若手だ。普段はU-23の選手が集まるプレミアリーグ2でプレイしており、今季は9試合に出場し、1ゴールを挙げている。ヤング・ボーイズ戦は89分からの短い出場ではあったが、トップチームデビューだったようだ。

中盤では主に攻撃的なポジジョンでプレイするイクバル。前述したU-23のチームでは[4-3-3]のインサイドハーフや[4-5-1]のサイドアタッカーとして起用されている。ラングニックのもとで使われるとすれば、2列目となるか。

ジダンの名前の通り、ユヴェントスやレアル・マドリードで活躍したジネディーヌ・ジダンを思わせるような高いボールコントロール技術を持っており、攻撃的な場面で生きる選手だ。ボックス外からのミドルシュートも彼の一つの武器であり、期待は大きい。

英『The Sun』によるとイクバルはバルセロナのMFフレンキー・デ・ヨングを目標にしていると語っており、今後はボックス・トゥ・ボックスのスタイルに変化していくのかも知れない。

マーカス・ラッシュフォード、スコット・マクトミネイ、メイソン・グリーンウッドと優秀な人材を輩出しているマンUの下部組織。イクバルも彼らに並ぶ実力の持ち主であると期待されており、本格的にトップチームで起用される日を待ちたい。

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