イタリアの“暴れん坊FW”にW杯への道は残されているか トルコから勝負の3か月へ

トルコで奮闘するバロテッリ photo/Getty Images

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プレイオフで戦力になれば面白い

EURO2020王者として2022ワールドカップへ。

欧州予選で2位となり、プレイオフに回ることになってしまったイタリア代表。プレイオフでは激戦が予想されるが、課題となっているのがセンターフォワードだ。

ラツィオのエースであるチーロ・インモービレに引き続き最前線を任せるのが無難だが、インモービレも代表では思うように得点ペースが伸びていない。プレイオフでは思い切って別のセンターフォワードを招集するのも手だ。
代表監督ロベルト・マンチーニの目に留まるだろうか。今トルコの地よりアピールを続けるのが31歳のFWマリオ・バロテッリである。

バロテッリ招集はかなりギャンブル性の強いアイディアだが、実力は高い。コンディションが良好であるならば、代表に呼んでみるのも悪くないか。

現在バロテッリはトルコのアダナ・デミルスポルでプレイしており、ここまでリーグ戦15試合で5得点2アシストの成績を残している。

チームを指揮するのはフィオレンティーナやミランを指揮したヴィンチェンツォ・モンテッラだが、モンテッラはバロテッリに代表復帰の意思があることを明かしている。

「彼にはモチベーションがあるし、キャリアの中で今ほどサッカーに集中していたことはないのではないかと思う。彼は大いに成長しているし、特別なレベルにある選手だからトレーニングしていて楽しいよ。彼は代表チームに執着している。ハードワークし、自身の強みも弱みも知るマンチーニを3か月で納得させなければならないことも理解している」(伊『Gazzetta dello Sport』より)。

トルコ国内リーグで5得点は満足できない数字かもしれないが、まだ時間は残されている。能力的には十分イタリア代表に入れる選手のはずで、スーパーサブでも興味深い戦力になるのではないか。まだマンチーニもセンターフォワード1番手を固定していないはずで、バロテッリの頑張りにも期待したい。

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