「ゴールを決めてチームを助けたい」 ひそかにドイツで大きな成長を見せるサムライFW

ボーフム戦でゴールを決めた奥川 photo/Getty Images

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今季ドイツで最もゴールを奪っている日本人だ

遠藤航、伊藤洋輝とシュツットガルトに所属する日本人選手の活躍もあり、国内で取り上げられることの多いブンデスリーガ。彼ら以外にも多くの日本人が活躍している。アルミニア・ビーレフェルトに所属するFW奥川雅也は16節ボーフム戦でゴールを挙げ、チームを勝利に導いた。

京都サンガF.C.からレッドブル・ザルツブルクへ移籍し、海外に活躍の場を移している奥川。その後は、複数のクラブをローンで渡り歩き、昨季からビーレフェルトでプレイしている。昨シーズンは日本代表の堂安律と共にプレイしており、昇格組であったクラブの1部残留に貢献してみせた。

ドイツでプレイしている奥川だが、今季はビーレフェルトで自分の居場所を掴んでいる。昨季は堂安と共に戦いはしたが、先発は11試合のみと中心選手となることはできなかった。だが、今季は既に15試合に出場して4ゴール1アシストを記録。この4ゴールはチームトップの数字であり、アタッカーとしてチームの攻撃をけん引している。

直近のボーフム戦では奥川のゴールで流れを掴んだビーレフェルトが追加点を挙げ、勝ち点3を獲得している。ビーレフェルトは直近4試合で勝利がなかっただけに、奥川の得点はチームに勢いを取り戻させている。

そんな奥川だが、ボックス内でのポジショニング取りが得意な選手だ。ゴールのシーンでもそうだが、クロスを受ける際は常にDFのマークが届かない大外にポジションを取り、ボールを待っている。これにより、相手が自身を見失ってボールウォッチャーとなる可能性を高め、有利に攻撃を行うことができる。

試合後、ビーレフェルトの公式サイトには「絶対にもっとゴールを決めてチームを助けたい」という奥川のコメントが掲載されている。17位と降格圏に沈むチームの救世主になる奥川の活躍に期待だ。

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