冨安は地上戦と空中戦の両方を支配した アーセナル《シーズンMVP候補》でもおかしくない数字

アーセナルで主力となった冨安 photo/Getty Images

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このままいけばチーム最優秀選手の可能性も

今夏アーセナルに加わった日本代表DF冨安健洋は、このままいけば今季のチーム最優秀プレイヤーに選ばれるかもしれない。

そんな可能性を指摘したのは英『THE BOOT ROOM』だ。常に安定したパフォーマンスを見せていることが評価の理由で、ここまでの冨安は好不調の波があまり激しくない。チームの中で最も計算しやすい選手の1人になっているのは間違いない。しかも移籍金1700万ポンドとまずまず安価で獲得できたことも大きく、それらの点から同メディアは冨安をクラブのシーズンMVP初期候補に挙げている。

実際に数字で冨安のパフォーマンスを振り返ってみると、ここまでタックル成功数はチーム1位の27回、空中戦勝利数も71回でチーム1位、クリア回数は37回でガブリエウ・マガリャンイス、ベン・ホワイトに次ぐチーム3位、インターセプト数はベン・ホワイトに次ぐチーム2位の14回を記録している(数字は『WhoScored』より)。
まさに地上と空中の両方を支配していると言っていい数字で、右サイドバックの位置からチームの守備をいかに安定させているかが分かる。最近は攻撃面での貢献も目立つようになっており、まだまだ評価は上がると予想される。

SNS上では「冨安はチームで最も一貫性がある」、「冨安とラムズデールはビッグネームだけが良い補強ではないと証明した。プレイだけでなく、ピッチで見せる姿勢やプライドは本当に印象的だ」など称賛の声が多く挙がっており、GKアーロン・ラムズデールとともに今夏最高の補強候補でもある。

今のアーセナルは若手攻撃陣も魅力だが、ラムズデールやベン・ホワイト、マガリャンイスなど守備陣の頑張りも効いている。守備陣からチームMVPを選出するならば、冨安も候補に挙がってくるのは間違いないだろう。

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