コンパニ、アグエロ、デ・ブライネ…… 多額の資金が投入されたシティ買収後のベストヒットは

現在はスペインでプレイしているシルバ photo/Getty Images

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多くの実力者がスカイブルーのユニフォームに袖を通した

プレミアリーグ第17節終了時で勝ち点41ポイントを稼ぎ、リーグ首位を走っているマンチェスター・シティ。過密日程と新型コロナウイルスの影響もあり、試合延期が相次ぐ中でもシティは怪我人がフェラン・トーレスのみと少ない。クラブ内で陽性反応が出たとの報道もなく、この苦しい12月にほぼ万全の体制を敷いている。優勝争いをしていたチェルシーが勝ち点を落としており、今季もシティがプレミアを制することになるのだろうか。

そんなシティだが、2008年にUAEの投資グループであるアブダビ・ユナイテッド・グループに買収されたことで、クラブに多額の資金が投入されて力を付けている。買収後から現在に至るまでの補強は強烈であり、多くのスター選手をマンチェスターに呼び寄せた。

現在のチームであれば、ケビン・デ・ブライネが最もヒットした補強となったか。もちろん、ルベン・ディアスやカイル・ウォーカー、ベルナルド・シウバ、エデルソン・モラレスと挙げればキリがないのだが、ベルギー代表MFはリヴァプールのモハメド・サラーのような絶対的な選手だ。今季はコンディション不良でプレイタイムを減らしていたが、昨季CLでの活躍は圧倒的であった。ビッグイヤー獲得は逃したが、さすがといえるパフォーマンスを披露した。

既に退団してしまった選手に目を向けるとヴァンサン・コンパニやセルヒオ・アグエロ、ダビド・シルバの姿が浮かぶ。残念ながら現役でプレイしているのはシルバのみだが、どの選手もシティへの貢献度は大きい。11-12シーズンに優勝を決めたのはアグエロであり、紛れもないシティのレジェンドだ。

その中でも異質なのがシルバか。前述したアグエロのように数字を残す選手ではなかったが、ボックス内で違いを見せるプレイでは今のシティでもシルバを上回るものはいないだろう。狭いペナルティエリア内で確実に仕事をするシルバは常にチームで重宝され、フィル・フォーデンやコール・パルマー、ジェイムズ・マカティといった次世代の若手たちのプレイを見ると、明らかに影響を受けているのが分かる。

買収された2008年から2021年までの多くの補強を行ってきたシティ。近年は以前と比べ、優秀な選手を獲得する精度が高まってきており、次のシルバやアグエロを見つけ出す日も近いだろう。

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