徳島でブレイクした将来有望のストライカー 川崎から武者修行中の21歳は“遠野パターン”もあるか

宮代は徳島で成長中だ photo/Getty Images

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今季はJ1で7ゴールを決める宮代

今季川崎フロンターレから徳島ヴォルティスへとレンタル移籍中の宮代大聖。1年の武者修行を終え、大きな経験を得たストライカーの動向はどうなるだろうか。

宮代は中学生時代から飛び級で川崎フロンターレU-18でもプレイしてゴールを決めるなど、存在感を見せていた。そんな将来を嘱望された若きFWは、高校3年生でトップチームへ昇格し、翌年にはレノファ山口FCへと期限付き移籍で経験を積む。

昨季はルヴァンカップの準々決勝ヴィッセル神戸戦で川崎での初ゴールも記録すると、第15節の神戸戦ではJ1初得点を決めるなど、順調なキャリアを歩んでいる。今季はJ1へと昇格した徳島ヴォルティスへレンタル移籍すると主力として活躍。32試合で7ゴールを決め、8ゴールを決めた垣田裕暉に次ぐチーム2位のゴール数を記録した。

そんな宮代の来季はどうなるだろうか。徳島はJ2に降格しており、レンタル延長となればJ2でのプレイとなる。ただ川崎は得点王を受賞したレアンドロ・ダミアンと契約を延長し、小林悠もいまだ健在。徳島でプレイする右ウイングにも家長昭博がチームに欠かせない存在となっており、サブでも結果を残すアタッカーが多いため、現状ではつけ入る隙はないかもしれない。

そうなれば他クラブへのレンタルで、武者修行を続けることもあるだろう。J1クラブへ修行となれば、今季の徳島のようにトップレベルでの経験値を得ることができる。また徳島へとレンタル延長となれば、J2で主力として活躍することも見込める。

Honda FCから獲得し、そのままアビスパ福岡へと期限付き移籍させ、J1昇格に大きく貢献して復帰となった遠野大弥のようなパターンも期待できるかもしれない。遠野もJ2で福岡の主力となると、今季は川崎で6ゴールを決めるなど一気にブレイク。宮代も彼と同様にJ2で、さらなるポテンシャルを開花させることも期待できるはずだ。

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