リヴァプールを離れて躍動中 2部で暴れるウェールズの逸材アタッカー

今季加入したフラムで攻撃陣の中核を担うウィルソン photo/Getty Images

フラムで攻撃陣の中心に

リヴァプールではレンタル移籍を繰り返す日々を過ごしていたものの、今夏ひとりのMFがついに完全移籍でレッズを離れることとなった。しかし、いくら強豪クラブを離れたからといって、それをステップダウンと捉えることはできない。今季新たな活躍の場を得た男は、そこで素晴らしい輝きを放っている。

その男とは、ウェールズ代表FWハリー・ウィルソン(24)だ。今夏の移籍市場でチャンピオンシップ(英2部)のフラムに加入した同選手は、新天地で躍動中。ここまで出場しているリーグ戦19試合では6ゴール7アシストを挙げ、第22節終了時点でリーグ首位を快走するフラムを牽引する存在となっている。右ウイングとしての存在感は強烈で、データサイト『SofaScore』による1試合平均評価点はこれまで22ゴールを記録しているFWアレクサンドル・ミトロビッチに次ぐチーム2位の「7.44」。フラムでは間違いなくチームの中心になったと言っていい。

そんな今季のウィルソンはスタッツも印象的で、ビッグチャンスクリエイト数(7回)やキーパス数(45本)、アタッキングサードにおけるパス成功数(261本)などでチームトップの数値をマークしている。21-22シーズンのフラムではミトロビッチにばかり注目が集まっているものの、彼が得点を量産できているのはウィルソンの貢献による部分も大きいのだ。

リヴァプールでは少し難しい時間を過ごしたものの、新天地でその攻撃性能を存分に活かした貢献を見せるウィルソン。レッズのスタイルには合わなかったものの、輝ける場所を見つけた彼はここから逆襲を開始するのだろうか。2部で躍動するアタッカーの活躍からは、今後も目が離せない。

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