武者修行先で壁にぶち当たるレアルの若き才能 “NEXTカカー”と期待された19歳に試練

ドルトムントでなかなか出番のないレイニエル photo/Getty Images

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ドルトムントで出場時間伸びず

2020年冬にフラメンゴからレアル・マドリードに加入し、当時大きな注目を集めたブラジルのヤングタレントは一体この先どうなってしまうのだろうか。まだ注目の若手としてカウントはできるはずだが、現在レンタル先で苦しい時間を過ごすこととなっているのがMFレイニエル・ジェズス(19)だ。

レアル加入時点では“NEXTカカー”との呼び声も高く、その将来を嘱望されていたレイニエル。しかし、2020-21シーズンから2年間のローンで向かったドルトムントにて、彼は思うような成長曲線を描くことができていない。

加入初年度となった昨季は公式戦19試合に出場するも、そのなかでレイニエルが先発したのはわずか1試合のみ。そして、今季もまだ彼はドルトムントで定位置を掴むことができておらず、ここまで公式戦11試合の出場で平均プレイタイムは25.0分という結果となっている。レアルの思惑としてはドルトムントで絶対的な主力となった彼を来夏チームに戻したかったはずだが、そのプランは現時点でまったく上手く運んでいないと言っていいだろう。
ヤングタレントの育成に定評のあるドルトムント行きは希望に満ちていたはずだが、いつしかそこで埋もれつつあるレイニエル。スペイン『MARCA』によると、レアルはこの状況を受けて今冬彼のレンタル先変更を検討しているという。ドルトムントで停滞気味のブラジル人MFだが、はたして彼はここから巻き返すことができるのだろうか。武者修行先で壁にぶち当たってしまった19歳の未来はいかに。

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