ミランが狙う“デカくて、速い”ストライカー 中堅クラブで暴れる怪物FWに熱視線

今季ウディネーゼで印象的なパフォーマンスを披露しているベト photo/Getty Images

ウディネーゼの前線で躍動する23歳

今もなお、ズラタン・イブラヒモビッチが大きな存在感を放ち続けるACミランの最前線。ベテランFWの躍動は見ていて非常に愉快なものだが、ロッソネリとしては今冬この状況に少しテコ入れをしたいところだろう。すでにイブラヒモビッチは40歳を迎え、その後ろに控えるオリヴィエ・ジルーも35歳。彼らの年齢を考えれば、ミランには今冬や来夏の移籍市場で1人くらい若く計算のできるCFが欲しいところだ。

そんななか、ミランはさっそくセリエA中堅クラブで奮闘する大型ストライカーを引き抜きにかかるのか。先日、自軍から見事にゴールを奪ってみせた23歳にロッソネリは強い関心を寄せていると伊『caliciomercato』が伝えている。

その23歳とは、ウディネーゼに所属するFWベトだ。同メディアによると、今冬におけるストライカー補強はベンフィカに所属するウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェス(22)などが有力候補として挙がっていたものの、ミランはここにきて急速に方向転換を図る構えだという。同クラブは現地時間17日に行われたセリエA第17節のウディネーゼ戦にて、自軍相手に鋭いカウンターからゴールを奪ったベトに大きな衝撃を受けたとのこと。イブラヒモビッチの後継者として、冬にこのポルトガル人FWを迎え入れる体制を整えつつあるようだ。

今季はセリエA初挑戦ながら、ここまでリーグ戦7得点を挙げているベト。彼は身長194cmのサイズを誇りながら、優れたスピードも持ち合わせているストライカーだ。足元の技術も水準以上で、加入となれば様々な場面でミランの前線に違いをもたらしてくれることだろう。実力は申し分なく、もう一方の候補だったヌニェスも複数クラブでの争奪戦は必至と噂されている状況。こういった事情も鑑みれば、今回の方針転換は悪くない選択と言える。

はたして、今冬ミランは無事にウディネーゼの次世代ストライカーを確保することができるのか。ベトが加入となれば非常に興味深いが、その結末はいかに。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.300 プレミア戦線異常アリ

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ