また若手がバルセロナを救った リーガ初先発から16分でゴールを決めた“持っている男”

リーガ初先発でゴールを決めたジュグラ photo/Getty Images

期待できるストライカーの台頭だ

5日に行われたレアル・ベティス戦から公式戦4試合で白星のなかったバルセロナだが、リーガ・エスパニョーラ第18節エルチェ戦を3-2で勝利し、勝ち点3を獲得している。2点先制したあとに追い付かれる苦しい展開となったが、ニコ・ゴンザレスがゴールを決めて勝ち越しに成功している。

ニコをはじめとする若手が躍動したエルチェ戦だが、今後に期待できそうなパフォーマンスを披露したのはFWフェラン・ジュグラ(22)だ。

エスパニョールのBチームから今夏の移籍市場で引き抜かれたジュグラ。バルセロナでもBチームでプレイし、ここまで4ゴールを記録している。先日行われたマラドーナカップのボカ・ジュニアーズ戦で起用され、得点を挙げている。

Bチームからトップチームに引き上げられ、そこでも先制点という形でチームの勝利に貢献している。裏への動き出しが鋭い選手であり、対峙するDFはマークをしていてもスピードと抜け出すタイミングからかわされてしまっている。その後のシュートも思い切りがよく、4本打って3本を枠内に飛ばしている。さらにDFの前に体を入れることが上手い選手であり、前線での起点にもなることができる。守備での献身性も兼ね備えており、ストライカータイプが不在だったバルセロナの救世主にもなれる逸材だ(データは『WhoScored.com』より)。

リーガ初先発から得点までが16分と短く、これは歴代でも現ヘタフェのサンドロ・ラミレスと現在は引退しているエイドゥル・グジョンセンらに次ぐ3番目の数字であるようだ(データは『Opta』より)。

またバルセロナを救うことになった若手の存在。ガビやニコのようにジュグラはバルセロナのカンテラ出身ではないが、その実力は確かであり、彼の活躍が継続できれば今冬でのFW補強も必要ないか。

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