ファン・ダイク、デ・フライらに続く《オランダ第4のCB》 W杯で最強最終ライン完成するか

世界から注目されるボットマン photo/Getty Images

カタール大会へ1番の武器は守備だ

名将ルイ・ファン・ハールが復帰し、来年のワールドカップでの躍進が期待されるオランダ代表。チームの魅力となっているのは、攻撃よりも最終ラインだろう。

センターバックにリヴァプールのフィルジル・ファン・ダイク、インテルのステファン・デ・フライ、ユヴェントスのマタイス・デ・リフトと、ワールドクラスの3枚が揃う。この3枚を超えるセンターバック陣を抱えている代表チームは世界を見渡しても少ないだろう。

さらにアヤックスで成長する20歳のユリエン・ティンバー、同じくアヤックスのベテランDFダレイ・ブリント、主力にはなれていないが、マンチェスター・シティにはネイサン・アケもいる。

そしてもう1人。現在ミランなど強豪クラブから目をつけられているのがフランスのリールに所属する21歳の大型DFスフェン・ボットマンだ。

昨季リールのリーグ制覇に貢献したボットマンもオランダ出身の実力者なのだが、まだA代表でデビュー出来ていない。これは明らかにファン・ダイク、デ・フライなどライバルが多いことが影響しているはずで、もっと層の薄い国であれば今頃レギュラーだったはず。

伊『Calciomercato』はミランがボットマンに関心を示していることに加え、ファン・ハールも注目していると取り上げている。デ・フライ、デ・リフトに続きオランダから優秀なセンターバックが新たにイタリアへやってくる可能性があり、ボットマンの成長次第でオランダ代表の最終ラインはさらに厚みを増すことになる。ティンバーはライバルだが、5大リーグで成長すればボットマンがオランダ代表4番手センターバックとなるのではないか。

またセンターバックではないが、今季インテルでは新加入の大型右SBデンゼル・ダンフリースが活躍中だ。オランダ・PSV時代から有名な存在ではあったが、欧州5大リーグでも通用することを証明してくれた。ダンフリースがインテルで経験を積んでいることも、オランダ代表にとってはプラスだろう。

来年のワールドカップでもこの最終ラインが大きな武器となるはずだが、優勝へ近づけるだろうか。守備力だけならば超ワールドクラスで、ファン・ハールが鉄壁の守備網を完成させることができれば面白い。

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